歴史・文化財
当山の由来
みょうこうざん れんげいん かんぷくじ
名 称 妙 光 山 蓮 華 院 観 福 寺
開 基 890年(寛平2年)尊海上人により
本 尊 平将門の守護仏とされる聖観世音菩薩(木像秘仏)
宗 派 真言宗 豊山派 (しんごんしゅうぶざんは)(総本山は奈良の長谷寺)
歴史的役割 中世より千葉氏の祈願所として武士の信仰を集める。
近世に入り地方の檀林(僧侶の養成所、学問所)として多くの僧侶
を輩出し、やがて地元伊能家の菩提寺として厚い帰依をうけ、当家
から複数の住職も輩出された。
境内には日本地図の恩
人 伊能忠敬(ただたか)や国
学者の伊能魚彦(なひこ)、
伊能穎則(ひでのり)の墓所
もある。
現在も宗派の事相専門
道場(僧侶の修行、研
修の場)
当山の主な文化財
・国指定重要文化財(鋳造懸仏4体)
~鎌倉時代作(拝観要予約)
銅造十一面観音坐像(右写真)
銅造釈迦如来坐像
銅造薬師如来坐像
銅造地蔵菩薩坐像
これらは明治時代の神仏分離令にともな
う廃仏毀釈により香取神宮より放出されて
いたものを地元の旦那衆が買い上げ当山に
安置した。
また、坐像の後背には鎌倉時代に起きた
元寇に際し「異国降伏の為・・・」などの銘文も刻まれ、当時をうかがいしるこ
とができる。
・観福寺文書(寄進状、安堵状が多い)~南北朝期、室町時代(非公開)
・曼荼羅(非公開)
両部曼荼羅(金剛界・胎蔵界) ~室町時代
常光明会曼荼羅 ~室町時代
弥勒曼荼羅 ~室町時代
・多数の密教法具(非公開)